イベント用に設計されている組み立てステージ。一方で、その耐久性や軽さ、組み立てやすさから、災害時にもさまざまな活躍が期待できます。地震が頻発し、災害への対応力が問われている各自治体にとって、役立つ存在になるはずです。こちらでは、災害時における組み立てステージの使いみちについてお話します。

災害時には、炊き出しが行われるのも一般的です。一方で、炊き出しに適した台が、自治体に用意されているとは限りません。また、避難エリアの規模感が多岐にわたることを考えると、サイズをカスタマイズできる台が好ましいでしょう。組み立てステージはカスタマイズ性の点で、災害炊き出し用の台としての要件を満たしています。

一直線に配置すれば、配給台として最適です。ひとつのユニットを、給水ポッドを置く台として使用することもできます。人数に応じてユニット数を変えれば、さまざまな避難規模に対応できます。また、ステージ下は空間があるため、大型のガスボンベを設定すれば、調理台としても使用可能です。

ひとつひとつのパーツは非常に軽く、楽に持ち運べるため、組み立てや後片付けも容易です。自治体のみなさまでご協力いただければ、設営に時間は要しません。有事に疲労した方でも、体力を消耗させることはないでしょう。

緊急時に最も重要なのは、水・食料といったライフラインです。もちろん、それらをすべての人へと円滑に配給するシステムも大切です。自治体で組み立てステージを購入しておけば、炊き出しをスムーズかつスピーディーに実施できるでしょう。

かつて日本を襲ったいくつかの大地震では、大きな揺れのあと余震が連続して起こりました。余震とはいえその揺れは決して小さくなく、避難民の方はその度施設の倒壊やものが落下してくる危険にさらされてしまいます。とっさのタイミングで、身を隠せるテーブルのようなものがあれば、危険は緩和されるのではないでしょうか。

組み立てステージは、そうした連続する災害に対して簡易的に身を守る防御策としても役立ちます。ステージ下には十分なスペースがあり、人が隠れる空間としては申し分ありません。施設内にいる人数に応じて設置するユニット数を変えれば、全員が身を守ることもできるでしょう。

組み立てステージは軽く、組み立てが簡単なことから、耐久性や強度について懸念される方は多いかもしれません。しかし、組み立てステージはさまざまな使用を想定した、十分な耐久性・強度テストを通過しています。家具の倒壊や、照明の落下程度であれば、問題なく身を守れる強度です。

「あぶない！」と感じた瞬間に落下物から身を守れるスペースが用意されているだけで、災害にさらされた方の不安はやわらぐかもしれません。上にのること、何かをのせることだけが、ステージの使いみちではないのです。

極度に大きな災害時には、警察・消防から隔絶されてしまう可能性もあります。避難している方々が、無事に災害をやりすごすためには、パニックにならず、一致団結しなければなりません。自治体で緊急時の対策本部を作る、避難施設を利用する方に、協調と落ち着きを求める、といった試みが大切です。

普段組み立てステージとしているユニットのひとつひとつは、机としても利用できます。人数に応じた椅子を用意すれば、屋外屋内を問わず会合・説明会用のスペースが設置可能です。緊急で設置した対策本部の会議用に利用できるでしょう。

また、不安な気持ちを抱えた多くの方を統率するためには、誰かがリーダーシップをとってまとめる必要があります。まとめる人数が増えれば増えるほど、大きな声を上げ、リーダーが存在感を主張しなければなりません。そうした場合に、リーダーが一段高い位置から声かけを行うことは重要です。組み立てステージのユニットは、リーダーがイニシアティブをとる際の支持台としても役立ちます。

災害時は誰もが不安になるタイミングです。一方で、落ち着きを取り戻し、協力しあえば、防げるトラブルはたくさんあります。有事の際の対応力は、すべての自治体に求められます。組み立てステージは、災害にさらされた自治体の方が一致団結するために、大切な役割を果たすはずです。

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ご紹介したように、弊社の組み立てステージは、災害時における多くの有用性を秘めています。単純な台として使用できる代用品はほかにもありますが、耐久性やカスタマイズ性、組み立てやすさを兼ねそなえているのは弊社の組み立てステージならではと言えます。

もちろん災害が起きないほうがいいのは言うまでもありません。組み立てステージはイベント用として使っていただくのが一番です。一方で、いつどの自治体が災害にさらされるかわからない現代、今回ご紹介したようなケースにも使えるステージを用意しておくのは、決して過度な警戒ではないでしょう。