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企業で行われることが多い社内プレゼンテーション。アイデアを通すためには重要な一方で、聴衆に退屈な印象を与え、好感触が得られないことも少なくありません。そうしたケースでは、プレゼンテーションしている内容のほか、「演出」に問題があるのかもしれません。プレゼンテーションの印象を劇的に変える手法のひとつが「聴衆より一段上の目線から語りかけること」です。こちらでは、ステージ上からプレゼンテーションを行うことで期待できる効果や、ステージ上で行われた名スピーチの事例を紹介します。
プレゼンテーションは、必ずしも壇上で行わなければならないわけではありません。環境によっては聴衆と同じ目線に立ち、プレゼンテーションを行うケースもあります。一方で、プレゼンテーションによる効果を最大化したい場合は、やはり聴衆よりも一段上の目線からプレゼンテーションを行うことが好ましいと考えられています。
理由のひとつは、単純な視認性です。聴衆の席は通常、平面に配置されていますが、プレゼンターが同じ目線に立っている場合後列から視認性が悪くなってしまいがちです。ステージ上でプレゼンテーションを行う場合は、プレゼンターだけではなく、フリップやポスターなど使用するマテリアルに関しても後列からよく視認できるようになります。
また、段差を設けることで聴衆とプレゼンターの立場が明確になり、聴衆にとって集中しやすい環境になるとも考えられています。プレゼンテーションでは内容だけではなく、聴取が「真剣に聞きたい」と能動的に思える環境の構築が重要です。ステージを設けることはこうした聴衆の意志を引き出すための、シンプルかつ極めて効果的な演出とされています。
聴衆と目線の差をつけて行われ、多くのアテンションをひきつけることに成功した名スピーチ・プレゼンテーションの事例をご紹介します。
Apple社のCEOだったスティーブ・ジョブズは生前、自社の新製品に関する魅力的なプレゼンテーション・スピーチを行いました。その中でも「最高傑作」と評価されているのは、初代iPhoneの発表スピーチです。
後に時代を変えることになる新たなデバイスの紹介スピーチで彼は、印象的なワードを随所に織り交ぜ、聴衆の期待感を多いにあおっています。冒頭では核心には触れず、数字データを織り交ぜ、最終的にはiPhoneという特大のサプライズで聴衆を沸かせました。彼は他ほかのスピーチでも高く評価されていますが、どれも流れや内容を緻密に作り込まれたものです。プレゼンテーション・スピーチを行う彼は、さながら「ステージ上の俳優」と言えるかもしれません。
TEDはアメリカ・ニューヨークに本部を置く企業であり、多くの講演会を主催している団体です。実施された講演の内容は、「TED Talks」というサービスにより全世界に動画配信されています。「ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア)」という精神をベースとしており、「エンターテインメントとしてのプレゼンテーション・スピーチ」を世界に発信している団体です。
TED Talksではさまざまなフィールドから招かれたゲストが、魅力的な講演を行った動画が配信されています。どの動画においても、ステージ上にプレゼンターが立ち、聴衆に向けてアイデアを雄弁に語る方式が採用されています。
プレゼンテーションで聴衆の興味をひくために欠かせない設備がプロジェクターです。プロジェクターがあればプレゼンターの振る舞い、音声に加え、画像・動画などのマテリアルを使用しながら聴衆に情報を伝えられます。実際に、上述したプレゼンテーションの好例でも、画像や動画データが頻繁に使われています。
画像・動画をプレゼンテーションで使用するためには、プロジェクターに加えはっきりと光を反射する白バックの背景が必要です。近年のプロジェクターは開発が進んでおり、低コストでも十分使用に耐えうる製品がリリースされています。企業でプレゼンテーションを予定しているのであれば、効果的に利用してください。
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プレゼンターの視点を少し高くするだけで、プレゼンテーションは魅力的になります。企業においても、ステージを導入してプレゼンテーションを行えば、アイデアの創出が活発になるかもしれません。ステージとして使える設備がなければ、購入を検討してはいかがでしょうか。
パックス工業はさまざまなサイズの組み立てステージを販売しており、プレゼンテーションを行う会議室・ホールの広さに応じてお選びいただけます。アルミ製の軽いステージは、組み立て・撤去も非常に簡単です。オーダーメイドの受注も行っておりますので、お気軽にご相談ください。