中学校、高校、大学の生徒にとって、1年で1番のビッグイベントと言っても過言ではない学園祭。組み立て型のステージは、生徒が学園祭で行う催しもので活躍します。こちらでは、学園祭において組み立て型ステージが役立つ催しものや、組み立て型ステージを学内の複数スペースに設置する魅力についてお話します。生徒自身の手による手作りの学園祭を目指している学校関係者の方は、ぜひ参考にしてください。

組み立て型ステージは、多くの催しものが行われる学園祭で大活躍です。具体的な学園祭での用途例と、それぞれの用途でステージを用いる際に覚えておいていただきたいポイントについてお話しします。

生徒が演奏する音楽ライブは、学園祭の催しとして一般的です。とりわけ軽音楽部がある学校では、企画の候補としてあげられます。開催のためにはステージのほか、楽器、マイク・スピーカーなどの音響設備が必要です。演出を強化するためには、照明設備もあったほうが望ましいでしょう。通常は会場として体育館が使用されますが、組み立て型ステージを用いればグラウンドをはじめとする野外や、教室でも開催できます。

多くの生徒がそれぞれの配役に扮し、ひとつのストーリーを練り上げる演劇。近年は人気のアニメ作品や小説、映画を演目とする例も目立っています。また、ゼロから演出・ストーリーを練り上げる演劇部も少なくないようです。演劇を行うためにはステージのほか、演者が控えるスペースを確保するために袖幕が必要です。また、演出を強化したければ、緞帳や暗幕があると好ましいでしょう。必然的に大がかりな設備になるため、学校の中でも比較的大きいスペースが求められます。

大勢の生徒で行うダンスパフォーマンスも、魅力的な学園祭の催しのひとつ。ダンス部やダンスサークルがある学校であれば、ぜひ行っていただきたいイベントです。ダンス用のステージを組む場合、ソロパフォーマンス用のランウェイを用意しておくのがおすすめです。セクションごとに一人ひとりのダンサーがスポットされるため、演出が強化されます。

合唱はスタンダードな学園祭の催しとして知られており、現在でも人気です。近年では、合唱用にアレンジされたヒットソングを披露する例が多くなってきています。ステージを用いる場合は、舞台の大きさに気を配りましょう。合唱では学園祭の催しの中でも、とりわけ多くの人数が参加することになります。生徒全員が無理なく収まる大きさのステージを用意してください。また、一人ひとりの生徒の顔を観客に見せるため、段状になったステージを用いるのもよいでしょう。

吹奏楽部が行うパフォーマンスも、学園祭の催しのひとつとして一般的です。多くの場合、学園祭ではエンターテインメント性重視してヒットソングが演奏されます。演奏する生徒に加えてステージには椅子や楽器が乗ることになるので、ステージにはある程度の広さが必要です。演奏者が指揮をしっかりと視認するためには、ステージに段を設けたほうがいいかもしれません。

通常、学校内でステージが設けられているのは体育館だけです。そのため、学園祭では体育館で多くの催しものが行われています。反対に言えば、学内にあるほとんどのスペースでは「ステージを使用した催しものはできない」と考えられています。 一方、組み立て型のステージを学校で所持していれば、教室、グラウンドといった学内のすべてのスペースが舞台に変わります。各スペースにステージを設置しておけば、複数の催しを同時開催することも可能です。学園祭の来場者に、学内を巡る楽しみを提供することもできます。体育館で吹奏楽部の演奏が行われている最中、グラウンドではバンド演奏が、教室ではダンスパフォーマンスは同時開催されているような学園祭も夢ではありません。

「ステージ設営」というと専門業者が行うような大規模な作業のイメージがつきまといますが、組み立て型のステージは軽量に設計されており、誰でも簡単に設営できます。学生でも十分運搬、設営が可能です。

「いつまでも思い出に残る学園祭づくり」に最も重要なのは、可能な限り多くの仕事を生徒に任せる「ハンドメイドの学園祭」を目指すことではないでしょうか。実施したい催しに対してどういったステージが必要なのか、どれぐらいの舞台の大きさがあれば望ましいのかといった問題の答えを、生徒自身に導き出してもらうのがよいかもしれません。基本的な部分から自分で考えた学園祭は、生徒にとって何よりの記念になるでしょう。

組み立て型ステージを学校で用意しておけば、そうした生徒の希望の実現や思い出に残る学園祭づくりに貢献できます。毎年訪れる学校のビッグイベントのために、使用用途が多い組み立て型ステージを購入してはいかがでしょうか。