会場にそびえ立つやぐらがあると、盆踊り大会・お祭りの雰囲気は高まります。参加者にとっても、イベントの魅力的なシンボルになるはずです。一方で、使用している木製のやぐらが重く、組み立てが困難だというお祭り運営団体の方の声は少なくありません。また、古くから使用しているやぐらでは、老朽化により著しく強度が損なわれていることも考えられます。こちらでは、そうした木製やぐらに代わる存在として、折りたたみ式アルミ製やぐらを紹介します。魅力や、お祭り以外の用途、また宝くじ助成金を使用して購入する方法についてもお話しますので、参考にしてください。

折りたたみ式アルミ製やぐらステージは、従来の木製やぐらが抱えていたさまざまな問題を解決します。折りたたみ式アルミ製やぐらの具体的な魅力について、以下にご紹介しましょう。

一年のうち、やぐらを使用するのは特定のシーズンのみ。使用しない期間は所定の場所に保管しておくことになりますが、サイズの大きい木製のやぐらは収納スペースを専有してしまいがちです。その点、折りたたみ式アルミ製やぐらは分解すると設営時の約1/9のサイズにまで小さくなり、省スペースに収納できます。使わない期間が長いやぐらとしては、大きな魅力と言えるのではないでしょうか。

組み立て式アルミ製ステージの素材として使用されているアルミは、非常に軽い金属です。木製のやぐらではしばしば運搬の大変さが懸念されますが、アルミ製やぐらなら設置場所まで簡単に持ち運べます。ひとつひとつのパーツは、年配の方や女性でも十分持ち上げ可能です。

アルミは軽さとともに、十分な強度も兼ね備えており、堅牢さが要求される飛行機やスーツケースの素材として使用されています。人・太鼓などを乗せることも考えられるやぐらの素材としては、強度は十分です。また、製品展開している折りたたみ式アルミ製やぐらはすべて厳正な荷重試験を通過していますので、安心して利用していただけるはずです。さらに、錆や腐食にも高い耐性を有している点も、屋外の使用が前提であるやぐらの素材としては優れています。

折りたたみ式アルミ製やぐらは、工具を一切必要としない非常に簡単な組み立て方式を採用しています。組み立てに力は必要としませんが強い固定力が得られる構造になっているため、女性やお年寄りによる組み立ても可能です。少人数でお祭りを運営する場合でも、負担はありません。コツや経験は必要ありませんので、毎年運営委員が変わるような場合でも安心です。また、撤去にも時間を要さないので、天気が読めず頻繁に空模様が変わる中での使用でもスピーディーに撤去・組み立てができます。

やぐらは通常お祭りでの使用が中心ですが、折りたたみ式やぐらステージは、その特性上お祭り以外にもさまざまなシーンで使用できます。

支柱を外せば、通常のステージとして使用可能です。天井のある屋内での使用も問題ありませんので、イベントの幅が広がるでしょう。脚部・天板はいくつかのユニットに分かれており、単体での使用も可能です。

また、ひとつひとつのユニットは机や簡易的な台として使用できます。調理台・給水台・配膳台などとして、有事の時に代用も可能です。

通常のやぐらは、お祭りシーズン以外は倉庫に眠らせておくことになります。一方で、折りたたみ式アルミ製やぐらは、一年を通して自治体の設備として活躍するでしょう。

折りたたみ式アルミ製やぐらの購入にあたり、コスト面を懸念している自治体の方・イベント運営者の方は少なくないかもしれません。確かに初期費用はかかりますが、毎回業者からやぐらをレンタルするよりははるかにローコストです。使用する頻度が多い自治体ほど、お得に運用できます。

初期費用については、「宝くじ助成金」を活用することで軽減できます。こちらは「一般社団法人　自治総合センター」が運営している助成制度であり、コミュニティ活動に必要な整備・備品の費用が助成対象です。折りたたみ式アルミ製ステージの費用も助成対象となります。

申し込みが通過すれば100～250万円の助成金が受けられる制度です。毎年、7月頃に事業申請の受付が始まりますので、新しく折りたたみ式アルミ製ステージの導入を検討している自治体・町内会の方は市役所にお問い合わせください。

＊＊＊

折りたたみ式アルミ製やぐらは、多くの自治体がやぐらに関して抱えているさまざまな問題の解決策になるかもしれません。盆踊り大会、お祭りを実施している自治体には、強くおすすめできる製品です。木製のやぐらの運用に困っている自治体の方は、新しくやぐらを導入しようとしている自治体の方は、購入をご検討ください。