組み立てステージには、組み合わせることによってステージがさらに有効活用できる別売品がそろっています。必要に応じたオプションの追加は、安全性の向上や演出効果の増幅にもつながるでしょう。今回は、組み立てステージに関するさまざまなオプション用品をご紹介します。

組み立てステージのオプションには、昇り降りが楽になる「ステップ（昇降用階段）」があります。ステージの高さが上がるほど、ステップを用意したほうが便利になるでしょう。高さのあるステージは、お子さまや年配の方などの昇降が困難です。幼稚園や小学校、老人福祉施設、幅広い年代の方々が利用する自治体のステージなどではステップを取り付けることがおすすめです。

健康な成人の方でも、ステップなしでステージの昇降を続けると足に負担がかかります。頻繁にステージへの昇り降りがあるイベントでは、参加者に配慮してステップを設置したほうが良いでしょう。

組み立てステージを用いてイベントを行う際、機材の配線が散らかってしまうことに悩んだ方も多いのではないでしょうか。ごちゃごちゃした配線をそのままにしておくと、観客に乱雑な印象を与えてしまう可能性があります。そういったときに活躍するのがエプロンスカートです。エプロンスカートとは、ステージの脚部を隠すように取り付けるカーテンのことです。ステージ下にケーブルを潜り込ませ、ステージからエプロンスカートを垂らせば簡単に配線を隠すことができます。

エプロンスカートを付けているステージは、見栄えが良く上質な印象を与えます。演劇やコンサートの舞台として組み立てステージを使う際はエプロンスカートの使用がおすすめです。部材の入り組んだ足場を隠すことで観客の目が散るのを防ぎ、演技や演奏に集中してもらいやすくなるでしょう。

弊社の組み立てステージは、折りたたむと設置面積の約10分の1まで小さくなることが魅力です。使わないときはコンパクトにしまっておけるため保管場所にも困りません。

組み立てステージの保管をさらに便利にするのが「収納キャリィ」です。収納キャリィとは、折りたたんだ脚部材や天板などを格納しておける台車のことです。キャスターが付いているため、持ち運びも簡単です。収納キャリィがあれば収納と運搬の利便性が向上し、設置や撤去の時間短縮にもつながるでしょう。

弊社では、片面を通常のアルミ素材、もう片面をカーペット素材にした天板を提供することも可能です。リバーシブル仕様のため、用途に合わせて使い分けができます。カーペットのカラーバリエーションも多彩で、イベントシーンに合った色を選ぶことができます。

カーペット付きのステージは、展示会や式典などで活躍します。エプロンスカートとカーペットの色を合わせて取り付ければ、格調高い演壇のできあがりです。また、カーペット面はアルミ面よりも滑りにくくなるため、機材やパイプ椅子などを置くのにも適しています。ドラムや和太鼓などの楽器を設置する際にもカーペットがあれば滑りません。

カーペットは、あとから別途購入して両面テープや養生テープでステージに取り付けることができますが、長期間の利用には向きません。定期的に使う予定があるなら、最初からカーペット付きの天板を購入しておいたほうが便利でしょう。

弊社は、さまざまな形の組み立てステージを展開しています。その中のひとつがアルミ製やぐらステージです。旧来の木製やぐらより軽く、設置時間が短い便利なステージです。地方のコミュニティーや学校のお祭りで採用されています。

後ろの確認がおろそかになる和太鼓演奏や動きの多い盆踊りなどで使う際は、安全面を考慮して手すりを用意したほうが良いでしょう。

スロープを取り付けると、車椅子の方でもスムーズにステージに上ることができるようになります。弊社のオプションでは、さまざまな長さのスロープを取り付けることが可能です。

ステージが高いほど必要なスロープの長さは伸びていきます。目安としては、スロープの長さがステージの高さの約12倍であれば、傾斜がゆるやかです。この傾斜であれば自力で車椅子を操作してステージに上がれます。スロープの長さがステージ高の約6倍になると、車椅子で昇る際に介助が必要になってきます。スロープの長さがステージ高の約4倍を下回ると、急勾配となり危険です。スロープを設置するときは、ステージ周辺のスペースを十分に確保できるか確認しましょう。

スロープは、重い荷物をステージ上に運び込むときにも便利です。大型のスピーカーやライトスタンド、舞台の大道具や楽器なども台車に乗せて運べます。この場合も、傾斜のきつすぎるスロープでは危険です。余裕を持ったスペースを用意しましょう。

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上記のオプションを活用すれば、組み立てステージはさらに便利になります。使うシチュエーションや参加者の状況などにより、必要に応じてオプションの購入を検討してみてください。